日本人はストレートヘアーのイメージが強いですが、最近のデータでは10人中半分以上がクセ毛・縮毛だと言われています。
クセ毛は波状毛と縮毛の両方を指し、波状毛は軽度のクセ毛、縮毛は強度のクセ毛を指します。
クセ毛はその形状で波状毛、縮毛、連珠毛、捻転毛の4種類に分類出来ます。
大小のウェーブが集中する
クセ毛で、一番多く見られる形。軟毛・硬毛両方の方に
見られます。
くせの形状がコイル状に
なっており、比較的小さな
ウェーブが多い。
軟毛の方に多いです。
黒人のようなクセ毛、いわゆる“ちぢれ毛”。ひとつの毛穴から3~4本の髪の毛がでていて、つむじがわかりにくい。
連珠毛は縮毛矯正ではまっすぐにする事は出来ませんが、日本人ではごく稀なクセ毛です。あまり長く伸びずに途中で切れる事が多いのが特徴です。
うず状毛
らせん状毛
暖波状毛
短波状毛
長波状毛
遺伝
縮毛、くせ毛の原因は、遺伝の影響が大きいと言われています。 両親のどちらかが縮毛、くせ毛であれば
70%以上くせ毛になってしまうようです。両方が直毛の場合は90%は直毛になります。
毛根のゆがみ
頭皮の内部の髪の毛を製造するところが曲がっていたり、変形していたりすると、生えてくる髪の毛も曲がり、
縮毛、くせ毛になります。
髪の毛の断面のゆがみ
直毛と違い、縮毛、くせ毛は楕円状だったり、ゆがんだ形になっています。 ゆがみがあると、
髪はうねったり、ウェーブになります。
繊維の偏り
髪は、毛皮質(コルテックス)という、硬いタンパク繊維と柔らかいタンパク繊維の2種類からできており、
この2つが均等に分布していれば直毛になり、偏って分布していると、クセ毛になると言われています。
縮毛、くせ毛の髪質
くせ毛、縮毛は直毛に比べると髪が歪んでいるために、キューティクルが弱く、剥がれやすい。
また直毛に比べ、髪と髪の間に隙間が多く、空気が通りやすく、乾燥、ダメージしやすい性質があります。
当然のことですが、髪も身体の一部。身体に良い規則正しい生活は、髪にとっても良い生活習慣ともいえます。
女性ホルモンに大きな影響を与えてしまいます。抜け毛、くせ毛の原因になります。
毛髪まで栄養が行き届かなくなり、大切な髪の毛を作る毛母細胞が修復されない原因になります。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮する作用があるため、血行不良となり、弱毛・くせ毛の原因になります。
加工食品・冷凍食品・ファーストフードなどの偏った食事によるミネラル不足は、くせ毛・抜け毛・薄毛の原因になります。
石油系合成界面活性剤入りのシャンプーの使用によって、毛穴と髪に余分なものが残留し、クセ毛・薄毛・弱毛の原因になります。
施術は、最低でも5cmくらいからが良いかと思います。
仮に3cmほどの長さで縮毛矯正をしても、柔らかい質感にはなりますが、見た目が少し不自然な感じになってしまいます。
6、7歳から施術が可能です。
小さいお子様の場合、長時間座り続けることに耐えられなければ、縮毛矯正の施術は難しいです。
明らかではありませんが、もともとくせ毛の遺伝要素をもった人に起こりやすく、年齢とともにホルモンバランスが変化し、
髪に影響が出てきたものと考えられます。
さらに、加齢による髪質(水分量や髪の太さ)の変化やカラーリング等の繰り返しによるダメージ、頭皮のたるみによる
毛穴のゆがみなどが、くせの原因になることもあると言われています。